どらいぶの株日記

株のいろんな考察の記録が目的です。目標は年初来+20%達成。

「投資で一番大切な20の教え」①

投資で一番大切な20の教え〜賢い投資家になるための隠れた常識〜

を読んでの感想を少しずつアウトプットしていこうと思います。

 

1年前にサラッとと読んで、そうなんや〜みたいな感じで終わっていました。

 

少し運用経験を積んで、

最近読み返してみると、染みることが書いてあるます。英訳文で少し読みづらいですけど^^;

 

何冊もこういう本読んで、薄っすら自分に残るのもいいですが、じっくりアウトプットできるくらい、自分に染み込んだらな、という目的です。

 

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「投資手法」ではなく「投資哲学」を語っている本ですね。
著者のハワード・マークスは「リーマンショックで最も稼いだ運用会社」オークツリーの会長で、
ウォーレン・バフェットバークシャー・ハザウェイ株主総会でこの本を配ったとされています。

 

投資哲学としては現代に十分通用する内容だと思います。

 

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*はじめに

○投資を成功させるには、数多くの独立した要素に、同時に思慮深く注意を向ける必要がある。強固な壁となるべきものを構成するレンガであり、どれが欠けても困るのだ。

 

同時に色んなリスクを深く考えながらやれなんて、少し難易度高いですね^^;難易度高いからこそ面白いのかもしれません。

 

○そこかしこに待ち受けている落とし穴を避けるのに役立つであろう思考方法を紹介しているだけだ。

 

落とし穴ってwはまらんようにする思考を教えたげるって。ハウツー本ではないということですね。

 

○投資を確実に成功に導くレシピは載っていない。
○投資という行為を単純化することではない。いかに複雑かを一番明確にしたい。

 

投資とは複雑要素が絡み合います。

 

○私の狙いは、読書がこれまで触れたためしのない投資に関するアイデアや思考方法を伝えること。

 

斬新な思考方法を言いたいわけだ。

 

○リスクの概念といかに限定するか。
○リスクとは投資において最も興味深く、対峙しがいがあり、必要不可欠な要素なのである。

 

自分はリスクはただ怖いだけで対峙したくなんかないし、できれば避けたいという考えを大半占めていました。リスクは常について回る定めやし、対峙しがいがあると思う方が精神的によいという考えにかわりました。

 

○投資哲学とは蓄積した数多くのアイデアの集大成でなければならない。
○過去の教訓を生かし損なうことは、バブルと暴落のサイクルに翻弄され続ける運命に導く要因になる。
○経験は、望んでいたものが手に入らなかったときに得られる。
○相場がいいときの教訓は、悪い教訓ばかりだ。最も価値のある教訓が得られるのは厳しい時期だ。

 

悪い相場の時の教訓は価値があるということですにね。 教訓を活かさずにいる自分は翻弄され続ける運命にあるのかな。投資記録はやり続けないといけないし、振り返りも定期的に必要ですね。

 

 

1.二次的思考をめぐらす

○投資は科学よりもアートの要素が強い。
○普遍的な法則などない。
○投資アプローチは固定化したり、機械的に当てはめたりするのではなく、直感的に決め、状況に応じて適応させていくことが肝心。

 

投資はアート要素が大きく、直感的な要素があるなんて考えてもみなかったことです。

 

○常に平均を上回る成果をあげるのに必要なすぐれた洞察力や直感、価値観、心理感覚を会得できる者は一握り。
○そうなるためには、二次的な思考が欠かせない。

 

市場の平均を上回る一握りになるには二次的思考が必要なのね。
二次的思考って何でしょう??

 

○一次的思考の例
「これはいい企業だから、株を買おう」
「経済成長率は低下し、インフレ率は上昇する見通しだから、持ち株を売ろう」
「この企業は減益になると思うから売りだ」
○二次的思考の例
「これはいい企業だ。ただ、周りは偉大な企業と見ているが、実際にはそうではない。株は過大評価されて割高だから売ろう」
「景気見通しは悪いが、ほかの投資家はみなパニック売りしている。今が買い時だ」
「この企業の減益幅は周りが予想しているよりも小さいと思う。予想よりも良い業績が発表されて株価は上昇するだろうから買いだ」

○一次的思考は単純で底が浅く、誰にでもできること。二次的思考は奥が深く、複雑で入り組んでいる。脳にかかる負荷は一次的思考より著しく大きくなる。

 

こう見ると自分は一次的思考ばかりして、二次的思考をほとんどしてこなかったな。そら平均を上回るパフォーマンスなんかだせるわなけがない。インデックスを上回るパフォーマンスだしたいよ。出てるか 笑

 

○二次的思考をするのに頭に入れること。
*今後、どのような範囲の出来事が起こりうるか?
*その中で、実際に起こると思うのはどれか?
*その予想が当たる確率はどれくらいか?
*コンセンサスの予想はどうか?
*自分の予想はコンセンサスとどう違うのか?
*その資産の現在の価格は、コンセンサスあるいは自分が考える、先行き見通しに見合っているか?
*価格に織り込まれているコンセンサスの心理は強気すぎたり、弱気すぎたりしないか?
*コンセンサスあるいは自分の予想が的中した場合、その資産の価格はどうなるのか?

○一次的思考をする者が多ければ多いほど、二次的思考をする者が享受できるリターンが増える。

 

二次的思考は簡単に見えて、深いなあ。