どらいぶの株日記

株のいろんな考察の記録が目的です。目標は年初来+20%達成。

「知っていること」と「考えること」を区別する

読書は割と好きで、月に何冊かは読むんです。
その中で最近とある本を読んで、少し衝撃が走ったのでここに感想を書いておきます。
いかに今まで自分が考えている「つもり」になっていたことが多かったか。
いかに知識を整理するだけのものだったかを思い知りました。
日常を振り返ると実際の思考は読書しながらはしていました。
しかしその思考内容は流れていき、記録には残っていないものがほとんど。
思考の積み重ねで次の自分の思考への影響はあるだろうが、
ほとんど自分の中で思考が生かされた記憶はあまりありません。
ある意味勿体無いことだなーと思うのです。
 
例えば、会社経営や株式投資で企業調査するときのことを考えてみます。
深掘りすればするほど、知識がついて行く。
真剣に調査すればするほど、それは高い確率で正しい知識でしょう。
しかし、その知識は全て過去の済んだことの整理であり、未来を思考するものではない。
経営や投資において一番大事なことは、投資するべきかどうかを「意思決定する」こと。
市場調査、企業調査をすることが最重要だと勘違いしてはいけないのです。
 
過去に引っ張られず、片面だけの思考にならないように「未来を思考する」には、
「知識」を一旦「思考の舞台」から降ろす作業をが必要です。
 
過去の業績やビジネスモデルは、その答えだと思ってはいけません。
過去と現在と未来は時代背景も環境条件も違うのです。
将来の予測はフラットで。
他人や過去には引っ張られず、
世の中や自分の身の回りで、起こる確率が高そうなことから低そうなことまで思考(想像)するのは割と「楽しい」と思えませんか。
 
勿体無いを減らすためにも、ここで自分なりの思考の履歴の一編をアウトプットしておこうと思いました。